HOKUTO TANEICHI

プロジェクトテーマ「BRIDGE TO THE FUTURE」を考えるとき、未来を描くためには過去の積み重ねが欠かせません。過去の経験や歴史が、未来への架け橋となり、新しい可能性を開く土台となります。



大崎の歴史を紐解くと、ここが日本初の飛行船が生まれた地であることがわかりました。
その流線型の美しいデザインに心を動かされ、私はクジラをこのプロジェクトのモチーフに選びました。


クジラは、優美な流線型の姿と力強さを兼ね備えた生き物で、過去と未来をつなぐ象徴としてぴったりです。
この作品では、二頭のクジラを親子やパートナー、友人のような絆で結ばれた存在として描き、協力やつながりの物語を織り込みました。
この絵を通じて、プロジェクトに参加した多くの方々の情熱とエネルギーを感じていただけたら幸いです。

イタリア国立ブレラ美術学院絵画科 卒。
動物をモチーフにしたストーリー性のある画面構成と、緻密で密度の高い描写を特徴とするアーティスト。
壁画制作やライブペインティングを中心に活動。油彩によるアートワークも展開している。
2025年、大阪海遊館の記念壁画プロジェクトに抜擢され、大規模な壁画を制作。