AI KUWAHARA
直井 朱里

イベントコンセプト「未来への架け橋」を考えたとき、私たちが今ここに存在できるのは周りの人々のおかげだと気づきました。

その「つながり」が未来へ続いていく、そう感じたとき、すべての出来事や出会いが「おかげさま」なのだと思いました。

この想いを込め、作品全体を「OKAGESAMA」という文字で構成しました。

初めてのコラボ制作では、二人の個性をどう一つにまとめるかを考え、何度も案を出し合い工夫を重ねました。
その結果、お互いの魅力をしっかり反映した素敵な作品に仕上がったと思います。
近くで見ると多彩な柄や細やかな表情に出会えるので、ぜひじっくりご覧ください。

遠くからは「OKAGESAMA」の文字が浮かび上がり、また違った魅力を楽しめます。多くの方に制作へ参加いただき、皆さんのおかげで本当に素敵な作品が完成しました。

完成後も足を運んでいただけたことが、何より嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

- AI KUWAHARA

私がピンクで文字の形を描き、参加してくれた皆さんが緑で彩った部分と組み合わせることで、「個」と「みんな」が調和する一つの形を表現しています。

このバランスを取るのは難しかったですが、お互いを支え合い、誰一人欠けても完成しなかったであろう協力の大切さを改めて感じました。
明日という近い未来も、今という瞬間も同じく尊く、この時間を皆さんと共有できたことを誇りに思います。

感謝とつながりを形にできた、かけがえのない体験になりました。

- 直井朱里

武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 テキスタイル専攻を卒業。
模様の中にさまざまなモチーフを隠し、鑑賞者がいろいろな形を「見つける」という行為を楽しんでもらえる絵を制作し、エネルギッシュで愛いっぱいのアートを目指している。ミューラルアートやプロダクト、テキスタイルデザイン、ワークショップなど幅広く活動している。

平版や孔版を中心に制作する版画家。石版画に力を入れ、「Madness Cat」で可愛いだけではない猫や動物を描く。
メキシコでの個展など海外でも活動中。ポップで少しダークな作風で、版画の新しい魅力を発信している。

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